土門拳の仕事 6冊 セット Ken Domon`s works 6 volume Set

報道写真家として、土門拳のレンズは激動の時代の姿を捉えました。有名人、庶民、大人、子供を問わず、時代に翻弄される生命の苦楽を記録しています。

特に注目されるのは、彼の日本寺院の撮影です。土門拳は二度の中風を経験し、身体が半身不随となり、右手でシャッターを切ることができなくなった後も、左手でシャッターリモートを操作し、寺院を巡り撮影を続けました。そして、三度目の中風により11年間の昏睡状態に陥るまで、その情熱を貫きました。

土門拳自身の運命への体感と、彼のレンズが捉えた対象は最終的に一体となり、仏像の静謐さと慈悲深さを常に表現できたのも不思議ではありません。

この6冊のセットは、土門拳の各テーマにおける主要な作品を収録した記録です。

書目：

土門拳の古寺巡禮

新版 土門拳の昭和

土門拳の風貌

土門拳の東寺