シャーロット・ペリアン Charlotte Perriand: Photography: A Wide-Angle Eye

シャーロット・ペリアン（1903-1999）は、20世紀を代表する革新的な家具およびインテリアデザイナーであり、ル・コルビュジエと共同で製作したチューブラースチール製の椅子で長く知られています。彼女のキャリアは約75年にわたり、母国フランスだけでなく、アフリカ、南アメリカ、アジア、ヨーロッパで活躍し、現在、彼女のデザインは非常に収集価値が高いとされています。最近、彼女のアーカイブから数百枚の写真ネガが発見され、彼女の写真家としての活動の全貌が初めて明らかになりました。1920年代後半、フランスのインテリアおよび家具デザイナーであるシャーロット・ペリアンは、建築家、デザイナー、都市計画者、そして政治活動家としてのキャリアをスタートさせたばかりでした。1927年から彼女は写真に取り組み始め、これはモダン・ムーブメントの先駆的な時代を通じて、デザイナーとしての彼女の成長に重要な役割を果たしました。彼女の写真活動は、1941年に第二次世界大戦によってより良い世界への希望が打ち砕かれた日本で終焉を迎えました。シャーロット・ペリアンにとって、写真は思考し、メモを取り、感情を揺さぶるための「機械」であり、また政治的関与の道具でもありました。今日、彼女の写真は、彼女の創造的プロセスと知的発展への未公開の洞察を提供する、驚くべき発見です。彼女の写真は、当時の現代芸術家が探求した重要なテーマや問いを表現しており、画家、建築家、写真家が時には三者が一体となって共通の精神で協力した前衛運動の大きな流れの一部です。英語表記。

出版  5Continents

発行  2011年

頁数  376

サイズ  292x246mm