Dieter Rams: Ten Principles for Good Design

ディーター・ラムスの美学哲学を反映して精巧に制作された本書は、日常生活を豊かにする象徴的な消費者向け製品を40年間にわたりデザインしてきた彼のキャリアのハイライトを紹介します。何十年もの間、製品デザインに関心のある人々は、家電やラジオ、その他の消費財を選ぶ際にブラウンのブランドに注目してきました。ブラウンのデザインの指針となったディーター・ラムスが、本書で自身のデザイン原則とプロセスを優雅に解説します。「良いデザインは革新的である」「良いデザインは美的である」「良いデザインは役に立つ」など、彼の10の原則を一つ一つ挙げながら、これらのガイドラインを体現する100点の製品が紹介されています。読者は、よく知られたコーヒーグラインダーのような製品から、棚システムやライターのような珍しい製品まで発見することができます。魅力的なエッセイでは、バウハウスからフィリップ・ジョンソンに至るまで、現代デザインの文脈におけるディーター・ラムスの位置づけが描かれています。アーカイブ資料には、ラムスのデザインチームの写真や、彼の著作や講演からの抜粋も含まれています。巻末では、機能別に分類されたデザインアイコンの年代順の概要が示され、ラムスの広範なビジョンが明らかになります。これらの画像やテキストは、これまでで最も包括的なディーター・ラムスの作品集であり、良いデザインがなぜ重要なのかに関心のある人々にとって、参考資料でありインスピレーションとなるでしょう。

出版  Prestel

発行 2017

頁數  416

サイズ   304×220x37mm